第5回発表会報告 (OT)

 発表会の準備はいつも一年以上前から始まっている。今回の会場である「ゆめりあ」も、九月、十月、十一月とTIさんがトライされて三回とも抽選漏れとなった後、十二月にトライしたHIさんがやっと確保してくれたものである。その、肝心のHIさんが今回の発表会の直前に、ご事情があって休会されてしまい、舞台に立てなかったことに運命の悪戯のようなものを感じてしまうのは私だけだろうか。もっとも、この一年近くで会員の動きに大きなものがあった。会の設立者のひとり、小野田さんが四月に突然辞められ、TNさんも、お仕事が忙しくて練習もままならないと言うことで、十月に退会された。
 一挙に三人の会員が減ったわけで、発表会が成り立つのか心配した時期もあったが、幸いMSさんが入会してくれていたので、出演者は十一名となり、プログラムも充実したものを組むことが出来た。
 十二月十五日の発表会当日は穏やかな晴天。ナナカマドの発表会はいつも好天に恵まれている。九時に集合。おひとりで全曲の伴奏をされる坂井さんの体力を考えて、リハーサルの持ち時間はひとり五分として、要所のみ合わせることにしようと、事前に提案してあったのだが、後ほど坂井さんにうかがうと、これに従ってくれた人は誰もいなくて、前回同様大変に疲れ果てたと言うことであった。次回への大きな反省点である。
 十二時半に開場し、KRさんの場内アナウンスで十三時に開演した。その後は、十一月の練習会で計測した演奏時間を元に組んだ進行表にほとんど違わず、順調に進んだ。このホールでの発表会はこれで三回目。会場の担当者も心得てくれているのか、特に細かい打合せをしていないのにもかかわらず、要所要所に現れて、照明を調整してくれたり、予鈴を鳴らしてくれたりと、痒いところに手が届くようであった。
 聴衆もTIさん、KYさん、NTさんなどが動員してくれて、四十人以上入り、なかなか盛況であった。古い会のメンバーである、KTさん、KKさん、NMさん、TNさんも聴きに来てくれたのがうれしい。演奏内容に関しては曲目リストと後の個人の感想にお任せしたい。最後に出演者全員が舞台上に並んで記念写真を撮影した。
 終了後は、大泉学園北口の「村さ来」で懇親会を行った。KYさんの奥様と、昔のメンバー三人も懇親会に参加をしてくれ、話が弾んだ。今回の発表会は奇しくもSKさんの誕生日と重なったので、アルコールを飲みながら皆でハッピーバースディを歌ってお祝いをした。またSKさんは前日、長年努められたフルート製作所を停年で退職されたということで、これからはフルートの腕前にますます磨きが掛かることが予想される。

当日のプログラム


【第5回発表会の感想】

第5回発表会の出演者の方に感想を寄せて頂きました。

○十一月の練習会で合わせたときは、あせって速めの演奏になってしまい、個々の音がまともに出なくてひどい目にあった。それを本番までに克服したいと思っていた。しかし、実際には練習時間があまり取れず、進歩がないまま発表会に臨む羽目に。ゆめりあの舞台に立つと、自分の出す音が耳に戻ってこないように感じられて、どうしてもあがってしまう。本番では速度を落としてみたものの、吹き損ないばかりで、結局満足のいく演奏が出来なかったことが悔やまれる。(OT)
○そろそろ発表曲の仕上げに掛からなければならない11月初め、家内が突然体調を崩し入院。家事・雑事がドッと私のところに押し寄せ、練習も頓挫。発表会を乗り切れるか全く見当がつかないまま、時間だけが過ぎていく。
 しかしこれは思いがけず巡ってきたよい機会、この体験を活かさぬことは無いと奮い立ち、如何に時間を節約して合理的且つ密度の濃い練習をするかに徹した。その結果が当日の演奏。
 何とかやれるものだとこの歳になって妙な自信をつけたことと、女房の有り難さを改めて痛感した思い出深い発表会であった。(TI)
○今回は、また木の笛にしました。なんといっても他に吹いている人がいないので、それだけで貴重感があるかと。そして、今回もシューベルトですがメロディーがきれいで吹いていて気持ちがいいのが選ぶ理由です。ただもう三度も続けてなので、次はさすがに出し物を変えないと。それに、少しは指の運動もやらないといけません。 
 気がつくと、並んで吹いていた人が何人もやめられました。かなり気になるところです。でも、お二人のKさんがまったくぶれない演奏をされていますし、新しく加わった人たちの熱のこもった演奏も気持ちよいものです。続けてみましょう。(MM)
○朝も早よからではないが、思ったより早く会場に着いてしまい、エレベーターがまだ動いておらず待たされた位で、午前中の練習ではトップに吹かせて頂きました。練習ではなんとなくうまく吹けなかったのですが、本番では普段上がり性の私ですが、なぜか上がらず無事に吹き終えた感でありました。これはもしかすると奇しくも当日が私の誕生日であり、何か良い事があるかな?と思ったことの表れかと勝手に解釈しております。
 今回の演奏会は皆さん難曲を吹きこなしていて全体的に良い演奏をしていたと思います。それからKKさん、NMさんのお二人が聴きに来られていて、また皆と一緒にフルートを吹かれれば良いなと思いました。(SK)
○ 夢有ホール 不完奏の感想文      加和美
 皆さん 当日は1616と39 私は何のお手伝ひもせず、申し訳なく思って居ます。尤もなまじっか手を出すと却って迷惑を掛けてしまいますが・・・・
 今回は我乍ら実によく練習をして挑戦したと自負しています。若い時でもこれ程頑張った事は有りませんでした。隅々迄暗譜し、オケの部分まで全部覚えました。最低音のAsも繋ぎ管をして原曲に近付けようと無駄な抵抗も試みました。が然し小心者の私、途中で頭が真っ白、遂に惨敗・・・・ 念の為にと傍らに譜面台を置いたのも敗因?愛愚老妻を質屋に預け、前夜は十時に床に就きましたが、音符がチラチラ頭をよぎり、なかなか眠れません。二時、四時、六時、遂に四時には冷蔵庫から一杯きこしめしましたが、効果なしでした。
 アア、無残,冥土の土産を毀しちゃった。
 でも々々待てョ もう少し長生きして、作り直せば良いではないか・・・・ 
 みなさん、今暫くお邪魔しますョ  よろしく(KM)
○カッチーニのアヴェ・マリアは、ゆっくりしていて簡単なメロデイーですが、フルートが3本合わさると、思いの外イメージが膨らんで、とても楽しかったです。吹き方も、拍に忠実すぎるぐらいに演奏する方がよいのかなと思いました。(TG)
○ 「ゆめりあ」での発表会も今回で連続三回目となり、メンバーも会場に大分馴染んで来たように感じた。今年はナナカマド発足以来のベテラン会員の退会や休会者が居て、発表会はかなり貧弱になってしまうのではないかと思っていたのだが、全員の意気込みと新入会員もあったりしてそこそこの成功ではなかったかと感じた。欲を言えば客席が三分の二程は埋まってほしいと思うのだが、何か良いアイデアは無いだろうか?
 今回の発表会での自分の演奏を自己採点してみると、「白鳥の湖90点」「こうもり序曲70点」「グランドソロ55点」
 これまでソロはすべて暗譜をしてきたのだが、今回は譜面を側に置かないと不安でいられなかった。練習の時は何度も止まってしまい、ピアノ伴奏の坂井さんにとても迷惑を掛けてしまった。
 尚、毎回の事ながら、TIさん、OTさんには大変なお骨折りを頂き、感謝しております。(KY)
○皆さん発表会お疲れ様でした。いろいろな準備そしてご配慮ありがとうございました。
 いつまでも初心者の私ですが、皆さんのフルートに対する一生懸命さに触れて、これからもフルートを止めないで続けて行きたい気持ちになります。
フルートの音色は、吹いていて自分が自分で慰められる感じがします。
発表会ではいつもあがってしまうのですが、ホールで聴かせて頂くと、例会の時とは違った音響効果で雰囲気が盛り上がり、良い思い出になりました。(TG)
○発表会を終え、皆様ほっとしていらっしゃることと思います。いつもながらの手作り発表会に参加させて頂き、3回目になりました。日頃、私の演奏とも云えないフルートを聴いてくださる優しいナナカマドのメンバーの皆様、有難うございました。皆様の集中力のある演奏を羨ましく聴かせて頂きました。お客様に温かさの伝わる演奏会だったのではないでしょうか?
 今回も難しい選曲でしたので、全てにまだまだ足りない、表現力の乏しい演奏でしたが、部分的によい勉強になったと思っています。ほんの数分の曲にも拘らず、いろいろなハプニングがあり、なかなかイメージどおりに曲を進行出来ず、1曲目は大いに上がってしまい失敗でした。
 また、私は無伴奏の曲を吹いたことがないので、いつもピアノの伴奏に支えられて、どうにかその場を乗り切ってきました。ピアノの存在は大きく、両者が一体となり一つの音楽を作り出す、フルートとピアノのアンサンブルの大切さを痛切に感じました。良いアンサンブルが出来るように基礎をしっかり頑張りたいと思います。(KR)
○今回は、回数としてとても多くの出番をいただけましたので、初めのうちは『ここで失敗してもまだ後があるさ』、後半では『さっき割とうまくいってたから、ここではもう失敗しても大丈夫』といった具合に、調子のいいことを考えて、気軽に演奏を楽しめました。演奏の質についてはさておき(笑)、とにかく単純に、楽しかったー! と思える発表会でした。数々のご苦労を買って出てくださった幹事の方々には感謝ばかりです。どうもありがとうございました。(KI)
○管弦楽組曲2番のポロネーズとバディネリはパユもゴールウェイもしっかり私の頭にイメージが出来ています。そのスピードで指はなんとか回るけど、音が付いて来ないから音が出るところまで速度を落す事になります。勿論これはアルタスやモイーズを毎日やって、基本技術をしっかりしないとダメなのですが、練習時間が一日1時間位しか取れないため、どうしても曲を吹く欲望に勝てません。たまに指に音が追いついて来る時は自分で感激するのですが、翌日は又正常なNT君に戻っています。早く毎日感激したーい! そんな訳で毎日上達するから、楽しい日々を送っています。(NT)
○ナナカマドへの入会は、前回の発表会のチラシを前日にゆめりあホールで見つけたのがきっかけでした。親しみのある好きな曲が多く、未知の方々の発表会なのに妙に惹きつけられましたが、急で、行くことはできませんでした。日が巡り、自分も参加できた今年、前回のチラシで感じた通りの魅力的な発表会で、皆さんの地味で真摯な演奏に感動しました。
 しかし発表会のDVDが届き、自分の演奏には反省することが山積です。シュターミッツは全くつまらない曲でした。楽譜の解説通り「自由に幻想的に」この曲を吹くことなどできるのかどうか分からないまま、しかも思ったより長くて退屈でした。「エレジー」は数カ所間違えましたが、健気に頑張ったとしか言いようがありません。二月に予定されている詩の朗読とのコラボでは、フレーズの最初を柔らかでしかもはっきりした音に、低音でのフレーズの終わりのロングトーンが下がらないように気をつけたいと思います。「月の光」は出だしでみごと失敗したのを抜きにしても、月の光のほのかな美しさを出したいと思ったのに少し元気すぎました。「アヴェ・マリア」のファーストは旋律部分が息継ぎで切れる感じがあり、また伴奏部分は一所懸命小さく吹いたつもりが、聴いてみると相当うるさく、小さい体をますます小さくして反省しています。耳に残りやすい高音のpppは今後も練習課題とせねばならぬ、と改めて思っています。(MS)
 ナナカマドは、七度竈にくべても燃えないというしぶとい木です。秋には真っ赤に紅葉し、その実は鮮やかな真紅で山々を彩ります。フルートの会の「ナナカマド」は、粘り強く活動し、かつフルートの美しい音色という彩りを添えると言う意味で、ナナカマドのイメージそのままの様な会と思いました。
 十数人のこじんまりした会にも拘わらず、演奏会では一人二・三回出演して、迫力のある内容になっていると思います。また、演奏曲目も分かりやすいものを選んで頂き、素人の私などにもフルートの音色の美しさを十分に楽しませてくれました。
 年に四回の集まりで普段の練習を披露して、お互いに楽しんでおられるとのこと、これからもナナカマドの名のように、粘り強く続けフルートを楽しんだ上、私どもにもおこぼれを披露して頂けたらと思っております。(辻田Y)
 (発表会に来て下さったTIさんの小・中・高の同級生からの投稿です)

                           短信28号(2008.1.27発行)より
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