ナナカマドの第三回発表会は2005年1月30日に大泉学園のゆめりあホールで開かれた。一年前にTIさんの奥様が一番くじを引き当てて射止めてくれた待望の本格的なコンサートホールである。完成してまだ日が浅いが、ホール音響が良く、大きさも手頃なため、人気が高く、日曜日にこの会場を確保できたのは全くの僥倖であった。
発表会のプログラム編成は9月はじめに曲目のリストが出そろったところで開始されたが、女性メンバーが何人か抜けたり、様々な事情で今回は参加できないという方もあって、発表者が少ないことがあらかじめ予想され、折角のホールなのに寂しいことになってはいけないと、小野田さんと相談して、お知り合いの金子さん、中村さんに賛助出演をお願いすることになった。プログラム編成会議の経緯は、TIさんの前回例会報告に詳しいのでここでは省略する。そして本番一週間前の23日に蛮果で例会を行い、当日の役割分担を決めた。なお、やる気満々であったKMさんが、お正月に体調を崩して倒れられ、フルート演奏にドクターストップがかかったとかで、出演を辞退されることになったのはまことに残念なことであった。
発表会の当日は朝9時に集合し、舞台設定もそこそこに最終のリハーサルとなった。ホール以外にも控え室を三部屋使うことができたので、重奏などの音合わせも余裕をもってできたのではなかろうか。少々風が強い日であったが、天気も良く、控え室と舞台を結ぶ階段室の窓からは、遠く富士山の姿をくっきりと望むことができた。五分前に予鈴を鳴らし、急遽ウグイス嬢をまかせられたKRさんによる案内アナウンスの後、十二時半には予定通り開演となった。ドアの開閉担当となった者が重い遮音扉を開いて、最初の奏者の小野田さんを舞台に送り出す。何人かのメンバーが精力的にお客さんを動員してくださったおかげで、170席を備えたホールもほどよく埋まっている。客席が舞台を底にして、上の方にせり上がっているので、演奏者もそれなりに緊張を強いられはするが、フルートの音色も美しく響くせいか、演奏していて気持ちがよい。途中20分ほどの休憩を挟んで、プログラムは無事予定通りに進行した。
3時40分頃にKYさんの演奏で終演となったが、お弟子さんたちから、抱えきれないほどの花束を受け取っていた。最後に、都合で早めに帰られたTGさんを除く演奏者全員が舞台上に並んで記念写真を撮影した。ピアノの坂井さんは午前中のリハーサルから本番終了まで、長時間ほとんど休む暇もなく演奏することとなり、さぞやお疲れだったことと思う。感謝したい。
発表会が早めにひけてしまったので、店の開店時間までしばらく時間をつぶしてから、打ち上げ会場の大泉学園「土間土間」に向かった。出演者の家族や知人、賛助出演の方などを交えて賑やかに無事演奏会が済んだことを祝しあった。
第三回発表会の出演者並びに一部の聴衆の方から感想を寄せて頂きました。
出演者、聴衆の方の五十音順に掲載させて頂きます。
| ○「発表会を上達の機会と考えて難しい曲に挑戦する人が多いが、失敗する。発表会では自分の技量で十二分に余裕のある曲を演奏するべきだ。」会の後で小野田さんが言われたそんな言葉が胸に突き刺さる発表会でした。(OT) |
| ○バッハの管弦楽組曲2番より。トラベルソでは現状はあんなもの。OTさんがとってくれたCDを聴いたら、メヌエットは速すぎてダメ。逆にバディヌリ(冗談)は、坂井先生のお陰で、速くてよし、でした。(OD) |
| ○立派なホールを使っての発表会は小学生の頃以来。緊張しながらも楽しく演奏することができました。有意義な経験をさせていただけたことを感謝しています。反省点も多々ありますが、次回への足掛かりと考えて頑張っていこうと思います。(KM) |
| ○皆様、発表会お疲れ様でした。私に関して、反省点は、練習不足の一言です。今回の結果を踏まえて、日ごろの練習方法を見直す良い機会になりました。 次回は皆様の演奏を、出来るかぎり客席で聴くようにしたいと思います。(KR) |
| ○いつもながら準備の段階から最後まで、TIさん、OTさん、それにピアノ伴奏の坂井さん、練習から本番まで一日中ご苦労さまでした。ありがとうございました。今回の会場は、広さ、音響、特に交通の便(お客さんを呼ぶのにはこれが最優先だと思う)等、前回までと比べ一番よかったのではないか。今後の発表会は「ゆめりあホール」が取得出来たら開催するようにしたらどうでしょう。 後で気付いたのだが、今回も来場者のために簡単な曲目解説を作ってプログラムと一緒に受付に置くと良かったと思う。(KY) |
| ○今回の発表会は前回とは違い演奏順が後ろから四番目(前回はトップバッター)。発表が始まるとそわそわして、自分の番が来るまでが長く全然落ち着かず、早く終わってリラックスしたい思いでいっぱいでした。いざ演奏の時になるとなぜか震えが来てしまいさんざんな演奏になってしまいました。せっかく今回は響きのよい本格的な素敵なホールでの演奏会だったのに誠に残念でした。(SK) |
| ○バラエティーに富んだプログラムと落ち着いた雰囲気の会場で楽しい思い出となりました。いろいろなご準備、ご配慮ありがとうございました。(TG) |
| ○本格的なホールでしばし一流プレーヤーになりきり、気持ちよく演奏できました。「感動を与えてくれた」、と言う人もいました。きっといい発表会だったのでしょう。 地元大泉のおばさん応援団が過熱して、メガホン・横断幕を取り出さないかが、唯一気がかりでした。(TI) |
| ○笛の練習を、サボりにサボっていた矢先、小野田先生からの出演依頼でした。当然お断りしようと思いましたが、「やめずに吹きなさい」、というお告げ…と思い、臨むことに。金子様に力を借りて、不勉強の割りに気持ち良く吹けました。あぁ…響きの良いホールのせいだったんですね。皆様ありがとうございました。(NM) |
| ○すばらしいホール、たくさんの聴衆、これで楽しんで頂けるような演奏ができていれば、胸を張って感想文を書けるのですが。OTさんが早速作ってくれたCDを聴くと、唇だけでなく、指までもこわばっている時があることに気づきます。結局次回を期して頑張らねばならないようです。春秋高き身の上になってなお将来に望みをつなぐのは、或いは良いことかもしれません。(HI) |
| ○シューベルト/T.ベーム編の歌曲集は最近マイブームです。これらは曲の組み立てが原曲とほとんど同じで、歌の伴奏でも吹くことができます!演奏はやっぱり失敗。でもその失敗の仕方が毎回違うので次回も楽しみです。(MM) |
| ○第三回の発表会を拝聴しました。所用で前半だけでしたが、それぞれ演奏者自身が楽しんで吹いている雰囲気が伝わってきて、楽しく気楽に聴けたことが印象的でした。今回はとくにトラベルソを聴きたいと思っていましたが、図らずも現代の木管も聴けて、二つの音色の違いを良く感じ取れました。 その演奏者から頂いた「ハガキ」に"やっとトラベルソに慣れてきた"と書いてありましたが、ベーム式と違いすべての音を「実力で」出さなければならない難しさをかなり克服されていることに感服した次第です。 私も7年程前にサクライ(黒檀)を入手し、以後木管本来の音色を追い求めて試行錯誤を繰り返している内に、とうとう80歳を越してしまいました。そして肝心の音の方は練習量に無関係にサッパリ向上せず、今ではもう諦めの心境でした。 そんな中で今回お二方の「木の音色」が聴けたお陰で、「もう少し頑張って見るか」の気持ちになってきたことが今回の収穫の一つです。「ナナカマド」に感謝、感謝です。 それから前半最後近くの演奏者の「暗譜演奏」(本来あるべき姿でしょうが)にも大変感銘を受けました。なかなか出来ない事ですよネ。老化現象の最たるものに記憶力減退がありますが、どうやれば暗譜できるのかと思ってしまいます。まさに脱帽ものでした。 しかし、この年になるとそれこそ「独善的楽しみ方」に徹してボケ予防の為細々と"笛吹き老爺"を続け自分の好きな曲だけを「演奏?」しようとの開き直りの心境になりつつあります。 「ナナカマド」には何となく自由・独善的(失礼!)雰囲気を感じますし、もう少し近ければ仲間に---とも思いますが、身の程をわきまえて発表会を聴かせて貰うだけにして置きます。 会員各位のますますのご精進と会の発展を心からお祈りして、発表会を聴かせて頂いたお礼に代えさせて頂きます。(HH様:聴衆の方) |
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