第2回発表会報告  (OT)


 第二回発表会は平成15年7月13日(日)に「ルネこだいら」のレセプションホールで開催された。予定した集合時間の10時にはほぼ全員が顔をそろえた。会場は地下の多目的ホールなので、がらんとした灰色の部屋に過ぎない。そこで、ピアノを倉庫から出すところから取りかかる。係りの人に指示して位置決めをし、舞台の高さを決めた。60脚の椅子をゆったりと並べるとなかなか雰囲気のあるコンサートホールらしくなった。入り口のテーブルの上にはプログラムを並べる。今回は二回目ということで準備にも余裕がでてきたので、曲目解説のパンフレットも用意した。
 正午の開場までは、順番を調整して、銘々坂井さんと直前のリハーサルをする。控え室が三つ使えたので、二重奏や三重奏の練習を含めての音出しも順調に出来た。
 予定通り12時半に開演。とくにアナウンスもなく、最初の奏者の坂木さんが舞台に上がり、発表会がスタートした。本格的なフルートリサイタルと比べても何ら遜色はない。
 聴衆の入りもまずまずである。メンバーが招待した家族や知人の方はもちろんのこと、ここのところ休会状態の高木さんも病をおして車椅子で駆けつけてくれた。日本フルート合奏団の方も何人か来てくれていた。ODさんやホームページから情報を入手したらしい。肝腎の合奏団員でもあるSKさんの演奏は聞き漏らされてしまったようであるが。
 ホール入り口の掲示や、近隣の家庭に配布される「ルネこだいら」のチラシを見たのか、一般の方も何組か聴いてくれていた。初回にはこのようなことは無かったので、二回目の発表会とはいえ、嬉しい限りである。このようなことがきっかけとなり、ナナカマドの活動が一般にも認知されるようになっていくと、普段の内輪だけで楽しんでいる例会では味わえない、別の意味での張りあいのようなものが出てくるような気がする。
 メンバーのお弟子さんも二人ほど来ていたので、これを機会に例会に参加してくれるとありがたい。正確に確認しなかったのは残念であるが、聴衆はメンバーも含めて延べ40人以上は入っていたのでは無かろうか。
 肝腎のコンサートであるが、15分の休憩を二回挟んで、独奏、二重奏、三重奏を含む17曲が熱演された。予定通り、四時半少し前に無事幕を閉じ、いつもお世話になっているピアノの坂井さんに花束を贈呈した。最後に、発表者全員が舞台に立って、記念集合写真に納まった。
 このホールは当初の本命であった「ゆめりあホール」のピンチヒッターとして急遽採用したものであるが、大きさといい、フルートの音色がよく響くことといい、メンバーの感触はなかなか良かったと言えるのではなかろうか。もっともピアノには少々問題があったかも知れない。ピッチが445Hzとかなり高めに調律されていて勝手が違う人もいたかも知れない。KYさんによれば余り良くないピアノはピッチを上げて響かせることがあるとのことである。
 この日は余りすっきりしない空模様であったが、終わってしまえば心はからりと晴れる。懇親会場の小平駅北口の「ばんこくや」に向かう頃には雨もポツポツと降り始めたが、メンバーの家族や知人も加わって楽しい打ち上げで幕を閉じることが出来た。

 最後に発表会のCDについて一言。今回は会場にまともな録音設備が備え付けられていなかったので、有志がポータブルMD録音機を三台ほど持ち込んで録音し、音源とした。どの機械もプロ用ではないため、全てに自動音量調節機能が組み込まれてしまっていることが後から判明した。そのため演奏直前や、長い休符の箇所で急に録音レベルが上がって、周囲の雑音を拾ってしまったり、演奏者が感情込めて付けた強弱の表情が均されて平板なものになってしまっている。この点はどうぞご容赦いただきたい。

当日のプログラム


【第二回ナナカマド発表会の感想】

(演奏者五十音順)
○ピッコロ用の曲をピッコロで吹くか、フルートで吹くか直前まで迷ってました。不慣れなため高音部を安定して出せなかったからです。当日、控え室で吹いてみたら何となくいけそうな感じがして、意を決してピッコロで挑戦しました。結果は惨憺たるもので、次回からは決して実力以上の曲には挑戦するまいと肝に銘じた次第です。(OT)
○46年前の「アルルの女のメヌエット」が皮切りで、以後尺八や能管の会も含めて、年に一度以上は発表会で吹いて来ました。
 正直、緊張と闘って快楽は全敗でした。
 今回初めて、トラベルソでモーツァルトを吹きながら、音楽はともかく自分の響きを楽しみ、後で思い出しては、「嬉し楽し喜ばしや」と歌っています。(OD)
○発表会の感想をと問われると、「素敵なホールで演奏が出来、今は本当にホッとしています」というのが正直な気持です。
 HOさん、NMさん、TGさん等と八ヶ岳の山小屋で猛特訓した事が今ではなつかしく、又本当に良い思い出になりました。(KK)
○今回冥途の土産に、と柄にもなく大曲に挑み、プロとして写真だけなら自己満足して旅立てたのですが、音の証拠が残るとなると話は別で、汚名返上名誉挽回もう少し長生きせねばと変な勇気が沸いて来ました。
 お盆に北軽で某先生にモーツァルトを合わせて頂き、早速DVDを送られましたが、音に加え己が姿まで見るのは油汗冷汗三斗の思い也。(KM)
○発表会が近づくにつれ何となく気持が重く感じるようになったが終わった途端、スーッと身体が軽くなっていくようだった。(演奏はとても満足のいくものではなかったが)本番で「上手く吹く」という事は本当に難しい。
 会場には交通の便、広さ、控え室もあり、大変良かったと思った。今回は時間的にもゆとりがあり休憩も充分取れて成功だった。又ODさんのトラベルソ、OTさんのピッコロ、NMさんのバスリコーダー等変化があって良かった。
 演奏の最後には全員の合奏で締め括ると良かったと思う。(KY)
○当日は本当に身体の調子が悪くて休みたい気持で本番を迎えました。ましてや私がトップバッター、嫌な気分ではあったが何とか最後まで吹き通せました。何カ所かあやしい演奏ではあったが自分では良くやったと思いました(後で録音を聴いてがっかりはしましたが)。それとあと会場が思っていたよりほどよい響きで、皆さんも感じたと思いますが吹いていて心地が良かったです。(SK)
○私にとってアンサンブルは初めての体験でした。
 みなさんと集まって練習していくうちに相手のパートが少し聴けるようになり嬉しくなりました。また、賀久さんの曲の雰囲気を出した吹き方、花岡さんのお腹の支えのある音、中村さんのリズムの確かさを身近で感じ、これからの私の練習目標(?)ちょっと遠すぎる気もしますが、すこしずつ進んで行きたいと思いました。(TG)
○今回も充実した発表会だったと思います。
 私の関係で応援に来てくれた家族・知人に、(1)「おじさん・おばさんのわりには頑張っている」(2)「話に聞いていたほどではない」でアンケートをとったところ、全員(1)でした。
 また次回に向けて頑張らねばならないことになりました。(TI)
○何回やっても本番は怖ろしいですね。前奏者が素晴らしかっただけに、次の私は余計ドキドキでした。聴いて下さった方もハラハラなさったことでしょう。
 三重奏は私には難曲でしたが、他のお二人のアドバイスを頂き、合奏の楽しさも味わいました。本番では何とか吹けたと思ったのですが、後でCDを聴いたら私のパートの音が貧弱でがっかりでした。
 これからは、フルートらしい音を出せるように、練習し直します。(NM)
○梅雨の季節七月の発表会、やはり朝から雨でした。会場に着き五月末に替えた新しいフルートで発表会に臨みました。
 音のつながらないところは、本番でも同じです。自分の音が良く聞こえている時は落ち着いて吹けているのですが、真っ白になった時はメチャメチャです。
 アンドレは音の強弱と自分の音と他の二人の調和がとれているか?非常に難しいです。いい案があったら教えて下さい。
 ロンドントリオはバスリコーダーの音があってフルートは助かりました。やはり音色の異なる楽器は良いと思いました。(HO)
○肝腎のバッハはやはり緊張して指がこわばり、焦って走り、と散々でした。音も何となく曇っており、第一回と比べても進歩のあとがありません。ドップラーはファーストのOTさんにきっちりついて行けず、迷惑をかけていることが録音を聞くとよくわかります。クーラウはKYさんという大舟に乗せて頂いたおかげで一番楽しくやれた気がしますが、反省はやはり「練習不足」。 (HI)
○「CDを聴いて」
 予想通り、いや予想以上に自分の演奏を聴くのは大変でした。あまりの下手さに何度も聴くのを止めようと思いました。特に、当たり前ですが、坂井さんがプロで自分がアマチュアであることがよくわかる演奏です。
 でも我慢して二度聴くと、これもよい記録ですね。(MM)
○フルート‥‥‥それは私にとって憧れの楽器です。高校時代、演奏会で初めて聴いたときの心が癒されるような不思議な音色に驚いたことを今でも覚えています。
 皆様のおかげで今回またフルートに出会えたことをとても嬉しく思っています。第三回も楽しみにしています。(HM:TIさんの友人の奥様)



                                 短信11号(2003.10.19発行)より

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