第60回例会報告

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 梅雨明け直後の猛暑の中、連休最終日の「海の記念日」7月21日に、第60回例会が杉並公会堂スタジオCで開催された。参加は男性7名、女性4名。
 50回、100回という大きな節目ではないが、今回は第60回という小さな節目の例会であり、当日配布された短信も、期せずして第30号の記念号だった。
 会の歴史を振り返ってみると、前身の西武沿線フルートの会としてナナカマドが発足したのが、今から15年前の平成5年10月3日。当時は日本フルートクラブ(JFC)が存続しており、クラブの会報に毎回我々の例会報告を掲載していた。しかしJFCの解体に伴って、クラブの会報も平成12年7月25日を最後に途絶え、それに代わる手作りのナナカマド短信第1号を、平成13年3月1日に刊行した。以後年四回発行のペースで、今回の第30号を迎えたことになる。
 例会も短信も細々ではあるが、よく続いてきたものだと、あらためて思う。ナナカマドが、こじんまりしてまとまりが良い組織であることに加え、メンバーの品性、年齢、性別、経歴、笛の技量・経験等の違いも微妙に上手く噛み合い、お互いの立場を尊重しながら、阿吽の呼吸で適当に役割を分担してきたのが、長続きにつながっているのではないだろうか。
 発起人の三人の方々、故人となられた安田さん、退会された小野田さん、そして業務多忙からか、暫くお顔を見ない金竹さんには、この会がここまで続いた今、素晴らしい会を立ち上げて頂いたことに、あらためて感謝したい。
 また第1回から60回まで毎回の例会で、そして過去5回の発表会でも常に伴奏者として、我々と共に歩んできて頂いたピアニストの坂井さん抜きに、この会は語れない。ろくすっぽ事前練習もせず例会に参加したり、またトンチンカンな独りよがりの演奏をするメンバーがいても、嫌な顔ひとつせず初見で合わせてくれる坂井さん。この場を借りて、あらためて一同感謝すると共に、今後も末永くお付き合い頂けるよう、宜しくお願い申し上げる。
 さて前回の例会から今回まで、会場確保の関係で4ケ月近いブランクがあった。その間練習時間が充分取れたためか、なかなか内容の濃い例会だったように思う。ここ三、四年の間に入会された新しいメンバーが定着し、それが旧来のメンバーにとって刺激になったこともあってか、会全体が活性化し、レベルアップしてきた感じが強い。
 速いテンポの難曲、しかも二曲まとめて初挑戦し、そつなく吹き上げてしまう人。おろしたての金の楽器を吹きこなし、新たな音色つくりに取り組む人。手持ちの高価な楽器の、性能引き出しに目覚めた人。アルトフルートを初めて例会に持ち込み、新鮮な音色を披露する人。大曲を二回に分け、きめ細かい演奏に挑戦する人等々、それぞれが持てる個性・特徴を出した熱演が、五時過ぎまで続いた。
 例会開催通知で、JFCシリーズにあるブーケのPROGRESSIVE DUETSを皆でやりましょうと、お声を掛けておいた。事前に少し練習した人、又初見の人もいたが、適当にパート分けし、男女五名の合奏となった。題名とおり、進歩・発展を目指すデュエットだが、上手くハモれた時にはきれいに響き、演奏していても楽しくなる。
 また女性軍が用意した、ウェーバーの二重奏にも男性二名が引っ張り出され、初見でお付き合いし、こちらも美しいアンサンブルとなった。
 今回配布の短信は、MZ編集長が頼りにしているナナカマドの応援団、前川様・刀川様から投稿頂き、又KMさんが「私とレッスン」シリーズの一番手で登場し、KY先生との師弟関係を語ってくれている。内容盛沢山の、充実した短信となった。
 次回短信について、シリーズ「私とレッスン」については師匠のKYさんに、また、ナナカマドに参加した感想(これが新入会の御挨拶になって貰えば良いのだが・・・)を、NMさんに投稿頂く様、依頼された。
 ナナカマドも発足して15年。60回の例会と短信30号の発行。飲兵衛の世話役としては、いろいろな節目を全部まとめて、記念の飲み会を盛大に段取りしたくなった。
短信31号(2008.10.5発行)より