第54回例会報告

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  三月始めの暖かさで桜の開花予想が早まっていたのに、中旬以降突然の寒気襲来で逆戻り。杉並公会堂は以前の例会会場、所沢航空公園内「蛮果」の様に花に囲まれた場所ではない。しかし周辺の桜の名所が4月1日の例会に合わせたように満開となったため、花見の人出で街も道路も混雑し、13時の開始時間に間に合わない参加者が何人かあった。
 今まで一度の欠席もなく、50回記念例会では皆勤で表彰された小野田さんから、初めて例会欠席との連絡が入った。一体何があったのかと参加者の話題になったが、連絡にあるとおり旅の日程と重なったのだろうということに落ち着き、例会は定刻に始まりいつものように淡々と進んだ。
 OTさんは前日イタリアの家族旅行から帰国、又MZさんは京都旅行から当日昼戻られその足での参加。MZさんは前回の短信での申請どおりマレー、ドボルザークの二曲を、そしてOTさんはデュエット二曲、ソロ二曲をしっかり演奏された。お二人とも旅の直後とはいえ手抜きはなく、日頃の精進ぶりを感じさせる見事な演奏だった。
 前回腰痛で思わぬ入院となり不参加だったSKさんも復帰され、又KMさんもベートーベンとモーツァルトをいつものように熱演された。KY、KIの師弟コンビは息の合った演奏が期待されたが、めずらしく演奏途中で急ブレーキがかかり一時停止、やり直しというご愛敬があった。総じて前回気になった「止まる、戻る」こともなく、進行もスムーズであった。
 例会参加者はピアニストを含め11名。懇親会は荻窪駅前の居酒屋「土間土間」で例会に引き続き行われた。今回も坂井さんに加え、KRさん、MZさんの女性軍参加があったためか、懇親会は大いに盛り上がった。
 例会後暫くして、小野田さんから突然「ナナカマド」を退会する旨の便りがあった。旅先で無常を感じ、曲も全く吹かなくなったとのこと。前回の短信にあった、『音楽から哲学への移行』が急速に進んだとのことであるが、私の如き感性の鈍い人間はそのあたりの微妙な意識についていけず、ただぽかんとするだけである。本人の御意向であれば私の一存で慰留するのも失礼に当たるので、取りあえず短信の場を借りて皆様へ御報告するにとどめておく。
 15年前に、安田さん(故人)、金竹さんと共にこの「ナナカマド」の会を立ち上げ、ここまで我々を引っ張って頂いたことについては、会員一同感謝の気持ちでいっぱいだ。一時休養ということで、何時かカムバックされる機会があるのならそれを待ちたいし、今後とも、この会を御支援頂くことを願うところである。

短信26号(2007.7.1発行)より