第27回「ナナカマド」の例会が、平成12年7月9日(日)に所沢市役所内「蛮果」で開催された。いつになく参加者が少なく、ピアニストの坂井さんを含め9人という寂しさであった。
この会はいつも同じサロンで笛を吹き、同じ飲み屋で酒を飲んでいても不思議とマンネリにならない、と以前報告した。飲んで語って騒ぐ事に関しては、それぞれ個性豊かでユニークな仲間が揃っており、どう考えてもマンネリになりそうにない。しかし演奏の方は毎回大曲に挑戦されるODさん・KMさんのエネルギーとポテンシャルとを別にすれば、最近皆少々疲れて迫力が無い様な気もする。手持ちの曲が底をついた・新しい曲の仕込みが間に合わない・練習時間がとれない等々いろいろな事情はあろうが、マンネリ化につながりそうな心配な兆候でもある。欠席者が多いのもその表れかも知れない。
今回も予定時間を30分ほど余らせて演奏を終えた。何時も大曲に取り組まれるKMさんが腰を痛めて欠席ということも大きいが、何となく低調であり、かく言う私もソロの演奏なしという有様だった。
現在の登録メンバーが15人なので、都合の悪いことが重なれば出席者が10人を割るのは当然のこと。考えてみればスタートした七年前から、メンバーの個人的な知り合いや、ODさんのお弟子さん達に加わっていただいてきたが、欠員の補充程度で思い切った計画的な補強はしてこなかった。そのつけが今廻ってきたのかも知れない。
良き仲間と一緒に笛を吹くことは、大変幸せなことである。私自身もこの楽しい会にどっぷり埋もれて、我が身のことしか考えていなかった。しかし「ナナカマド」の様に、端から見てもきわめて健全でバランスのとれた会が、ただの仲良しクラブのままではもったいない。着実に育て発展させていくには、それなりの方針をきちんと立て、定期的に新しいメンバーに加入していただき、世代交代しながら充実させていく必要があるのではないか、と思うところである。近々この会も30回の節目の例会を持つ。それを機に、ひとつ全員でじっくり考えてみたいと思っている。
毎回数曲演奏されるデュエットが、この日は二曲であった。これもKMさん不参加の影響が大きいと思われる。KMさんと毎回大曲を合奏する、一方のODさんも手持ちぶさたの感があった。
HIさんと私とでデュエットしたブースケの三つのグランドコンチェルトは、以前からこの会でも何度か演奏されてきた。今回は、お互いの仕事の都合で事前練習の時間がとれず、前日の夕方HIさんに我が家まで来て頂き、二時間ほど合わせた。しかし短時間の音合わせしかできなかった為か、本番では何度か外してしまったので、きっちり復習した上是非次回再挑戦したい。
女性陣は、KKさん、TGさんが参加された。TGさんはバッハ、フォーレ、ブラーヴェのシチリアーノを三曲続けて演奏し、KKさんはODさんとシュターミッツのデュエットの後、小品を二曲演奏した。またSKさん、MMさん、KYさん、HIさんは、バッハ、シューベルト、ヘンデル等のソナタを演奏した。
ソロの後、全員でジョップリンのストレニュアスライフを合奏した。先般の伊豆研修会では三部に分かれ、パート毎に練習した上で今日の例会に臨んだ人もおり、全体にアンサンブルは良く、以前に比べ随分出来映えが良い様に思えた。会創立30回の例会が近々ある。この機会にこの曲を会のテーマ曲と決め、皆が集まったとき、別れる時に必ず演奏する様にしてはどうだろうか。STRENUOUS(不堯不屈・たゆまず・一生懸命)LIFEとはこの会の目指すところにぴったりである。
短信1号(2001.3.1発行)より
| 当日の演奏曲目 |
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