月野さんのこと |
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私がこの会に入ったときから親しくさせていただいた月野和雄さんが、10月21日に亡くなられたと伺いました。しばらく前に、お仕事に専念されるため「ナナカマド」への出席は止めておられました。そのため、最近はお話しする機会がほとんどありませんでした。少し前に、体調を崩されたとのことをお聞きしていたので、こういう事態も頭の隅には置いていたのですが、現実となると残念でなりません。 月野さんは電気関係の会社で研究開発に携わられながら、わりと遅くフルートを始められたとお聞きしました。年を取られるとともに、楽しみの部分を増やしていかれることを計画されていたと思います。でも、定年を過ぎても持ち前の研究能力を発揮できる場所に飛び込み、どんどんそれにのめりこまれ、とうとうフルートのほうをあきらめられたということでしょう。私たちからすれば残念でしたが、ご本人には納得のいく選択だったことと思うしかありません。 フルートは、お人柄そのままにきまじめで朴訥な中になんともいえない味わいがある、というものでした。このあたりは、残されている発表会のCDに聞くことが出来ます。私とは一回り年が離れていたのですが、同様の仕事をしているということで、近いものを感じていただいていた気がします。そのため、何度もデュエットをご一緒させていただきました。練習をしていて合わなくて止まることがよくあったのですが、私が間違うことも多かったのに、必ず月野さんが先に謝られるので困ったことを思い出します。 また、年に1度の研修旅行は月野さんの仕切りで行われることが多く、今となってはいずれもいい思い出です。思えば月野さんが出られなくなってから、研修旅行も自然消滅したのでしょうか。今はただご冥福をお祈りいたします。 (初出:ナナカマド短信36号/2010年1月24日) |
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